病院・クリニックがLINEを活用すべき理由|集患につなげる方法も解説

病院・クリニックがLINEを活用すべき理由|集患につなげる方法も解説

いま、多くのクリニック・病院がLINEを活用し始めています。


予約のリマインド、診療案内、休診のお知らせ——電話や紙では届きにくかった情報が、LINEならスムーズに患者へ届きます。

本記事では、病院・クリニックがLINEを活用すべき理由と、集患・再来院につなげる具体的な使い方、運用時の注意点までを解説します。

LINE活用をもっと詳しく知りたい方へ

Medrockでは、クリニックのLINE活用や集患施策について、専門スタッフがオンラインで直接ご相談を承っています。

「何から始めればいいかわからない」
「すでに導入しているが、うまく使いこなせていない」


そんな方にもおすすめです。

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。

※ご入力いただいた情報は資料送付とご連絡のみに使用します

目次

なぜ今、病院・クリニックがLINEを活用すべきなのか?

多くの病院・クリニックでLINEが活用されているのには、理由があります。ここでは、主な理由をを見ていきましょう。

患者との接点が減る時代に、LINEが果たす役割

診察や電話が、患者さんとの主なコミュニケーション手段だった時代は終わりつつあります。


近年は、「診療時間中に電話するのが難しい」「わざわざ来院して相談するのは大変」と感じる患者さんが増えており、従来の方法では日常的な接点を保ちにくくなっています。

そこで注目されているのが、LINEの活用です。予約変更や体調の報告など、これまで電話や来院が必要だったやりとりを、LINEで手軽に行えるようにすることで、患者さんの利便性が高まり、スタッフの業務も効率化されます。

診察後のフォローや服薬のアドバイスといった“診察外のケア”にも活用できるため、患者さんとの継続的な関係づくりに大きく貢献します。

高齢層から若年層まで、幅広い世代に届くツール

LINEの大きな強みは、その利用者層の広さです。若者から高齢者まで、幅広い世代に浸透しているLINEは、まさに国民的コミュニケーションツールといえるでしょう。実際、LINEの公式情報によれば、月間の利用者数は9,500万人にも登ります。

高齢の方でも、シンプルな画面設計や音声入力、スタンプ機能などにより、比較的スムーズに操作できます。スマートフォンに不慣れな方でも、LINEは無理なく利用できるでしょう。

一方で、若年層にとってLINEは生活の一部となっており、電話よりもLINEでのやりとりを好む人も少なくありません。


クリニック・病院において、LINE公式アカウントを通じた情報発信は、こうした世代との自然な接点づくりにもつながります。

電話・メールよりも圧倒的に高い開封率と反応率

予約のリマインドや休診日のお知らせなど、患者さんに重要な情報を確実に届けることは、クリニック運営において欠かせません。しかし、電話は出てもらえないことも多く、メールは埋もれてしまいがちです。

その点、LINEはプッシュ通知により、スマートフォンにリアルタイムでメッセージが届きます。メールと比べて開封率が高く、情報が届く確率が大きく向上します。

さらに、LINEは一方通行ではなく、患者さんからの質問や相談にも気軽に対応できる双方向のツールです。
こうしたやりとりの積み重ねが、信頼関係の構築や患者満足度の向上にもつながります。

LINEを使ってできること|病院・クリニックでの活用シーン

LINEは、もはや単なるコミュニケーションツールではありません。患者さんとの関係構築、クリニック運営の効率化、そして何より「医療の質」の向上に貢献する、強力なツールになり得るのです。

ここでは、病院・クリニックがLINEをどのように活用できるかをご紹介します。

  • 診療予約・リマインド通知の自動化
  • 健診・予防接種のお知らせ配信
  • 休診・診療時間変更などのリアルタイム告知
  • 医師・スタッフ紹介などのブランディング活用

診療予約・リマインド通知の自動化

LINE公式アカウントを活用すれば、24時間365日、患者さんが都合の良い時間に診療予約が可能になります。患者さんは予約の電話をかける手間や、受付時間内に連絡する必要はありません。

予約システムと連携させることで、リアルタイムの空き状況確認や予約変更もスムーズになります。例えば、急な予定変更で予約を取り直したい場合でも、LINE上で簡単に操作できます。

またサービスによっては、予約日時が近づくと自動的にリマインド通知が送信されるため、予約忘れや無断キャンセルを減らす効果も期待できます。

診療予約・リマインドは一般的なLINE拡張ツールでは難しいですが、Medrockの公式LINEサービスなら、予約のリマインドやGoogleレビュー促進機能など集患に役立つ機能が盛りだくさんです。

「LINEを活用して集患を強化したい」そうお考えの院長は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

\ 集患につながるLINE活用 /

健診・予防接種のお知らせ配信

定期健診や予防接種の重要性は理解してはいるものの、忙しさにかまけて受診を忘れてしまう方も少なくありません。LINE公式アカウントでは、定期健診や予防接種のお知らせを、患者さんの年齢や過去の受診履歴に基づいて個別に配信できます。

例えば、40歳以上の患者さんには特定健診のお知らせを、乳幼児のお子さんを持つ親御さんには予防接種スケジュールに合わせたリマインドを送信するといった具合です。

休診・診療時間変更などのリアルタイム告知

休診日や診療時間の変更など、急な情報を迅速かつ確実に患者さんに伝えることは、クリニック運営で重要です。従来のホームページや院内掲示だけでは、情報が患者さんに届かない、あるいは見逃されてしまうリスクがありました。

LINE公式アカウントを使えば、プッシュ通知でリアルタイムに情報を届けられます。患者さんはすぐに、重要な情報を瞬時に受け取ることができるのです。

医師・スタッフ紹介などのブランディング活用

LINE公式アカウントのタイムライン機能は、クリニックのブランディングにも効果的に活用できます。医師やスタッフの紹介、院内の雰囲気、新しい医療機器の導入など、様々な情報を写真や動画を交えて発信することで、クリニックの「個性」を患者さんに伝えることができます。

例えば、医師の専門分野や経歴、患者さんへのメッセージなどを掲載することで、医師への信頼感を高めることができます。ま

た、院内の様子やスタッフの笑顔を写真で紹介することで、クリニックの温かい雰囲気を伝え、患者さんの不安を和らげることができます。これは、新規の患者さんにとってクリニックを選ぶ際の重要な判断材料となるだけでなく、既存の患者さんとの信頼関係をさらに深めることにもつながります。

LINE活用をもっと詳しく知りたい方へ

Medrockでは、クリニックのLINE活用や集患施策について、専門スタッフがオンラインで直接ご相談を承っています。

「何から始めればいいかわからない」
「すでに導入しているが、うまく使いこなせていない」


そんな方にもおすすめです。

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。

※ご入力いただいた情報は資料送付とご連絡のみに使用します

集患につなげるLINE活用術

LINEを活用して集患につなげるには、ポイントを抑えておくことが重要です。以下を実践して、集患につなげてみましょう。

  • 「登録してもらう仕組み」をつくる|院内・Webでの導線設計
  • 登録後のシナリオ設計|送る内容とタイミングのコツ
  • 再来院につなげる配信内容とタイミングの工夫
  • Googleビジネスプロフィールやホームページとの連携

「登録してもらう仕組み」をつくる|院内・Webでの導線設計

LINE公式アカウントを活用するには、まず患者さんに「友だち登録」してもらうことが大前提です。そのためには、登録への導線を院内とWebの両方に用意することが重要です。

院内では、受付や待合室にQRコードを掲示したり、診察券に印刷したりする方法が有効です。会計時にスタッフが声をかけて案内するのも効果的です。

Webでは、ホームページやブログにLINEへのリンクを設置し、すぐ登録できるようにします。さらに、「LINE限定の健康情報やお知らせ」を用意することで、登録するメリットを明確に伝えることができます。

登録後のシナリオ設計|送る内容とタイミングのコツ

友だち登録後は、やみくもに情報を送るのではなく、内容とタイミングを考えた配信が重要です

まずは、登録直後に「ウェルカムメッセージ」を自動で送信しましょう。診療時間やアクセス、クリニックの紹介など、初診の患者さんにとって必要な情報をまとめて伝えることができます。

その後は、定期的に健康情報やイベント情報を配信し、継続的な接点を保つことが信頼構築につながります。

配信のタイミングも効果を左右します。平日の昼休みや夕方など、スマートフォンをチェックしやすい時間帯を狙えば、開封率も高まります。また、休診日や診療時間の変更など、緊急性のある情報はプッシュ通知で確実に届けましょう。

再来院につなげる配信内容とタイミングの工夫

再診を促すメッセージを送る際には、患者さん一人ひとりの来院履歴に基づいて内容をパーソナライズすることが効果的です。

例えば、前回の診察から一定期間が経過した患者さんには、定期検診のお知らせや健康に関するアドバイスなどを配信することで、再来院を促すことができます。具体的な症状や病名には触れずに、一般的な健康情報として配信することで、患者さんに不安感を与えることなく、自然な形で再来院を促すことができます。

また、症状が改善した患者さんには、経過観察の案内や生活習慣に関するアドバイスなどを配信することで、健康維持をサポートし、長期的な信頼関係を構築することができます。患者さんの健康状態を気遣うメッセージを送ることで、クリニックに対する信頼感や安心感を高めることもできるでしょう。

Googleビジネスプロフィールやホームページとの連携

GoogleビジネスプロフィールやホームページとLINE公式アカウントを連携させることで、集患効果をさらに高めることができます。

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に表示されるクリニックの情報です。ここにLINE公式アカウントへのリンクを掲載することで、患者さんがGoogle検索でクリニックを検索した際に、簡単にLINE公式アカウントにアクセスできるようにします。

また先ほども述べたように、ホームページには、LINE公式アカウントのQRコードや友だち追加ボタンを設置することで、ホームページを訪れた患者さんがすぐに友だち登録できるようにします。

これらの施策によって、オンライン上でのクリニックの情報とLINE公式アカウントをシームレスにつなげることで、患者さんにとってよりアクセスしやすい環境を構築し、集患効果の向上に繋げることができます。

病院・クリニックがLINEを運用する前に知っておきたい注意点

LINE公式アカウントは有用なツールですが、運用開始前にいくつかの注意点を知っておくことが重要です。。患者さんの信頼を損なわないためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。

  • LINEでも“医療広告のルール”は忘れずに
  • 個人情報はどう扱う?安心して使うためのポイント
  • 意外と知らないLINE公式アカウントの費用感

LINEでも“医療広告のルール”は忘れずに

LINE公式アカウントで情報発信を行う際にも、医療広告ガイドラインを遵守する必要があります。うっかり違反してしまうと、クリニックの評判を落とすだけでなく、行政処分を受ける可能性もあります。

医療広告ガイドラインで禁止されている主な事項は以下の通りです。

  • 誇大・虚偽の表現:効果を断言・保証する「必ず治る」「副作用がない」などの表現は禁止。
  • 比較優良広告:他院と比較して優れていると示す「地域で一番」「他院より安い」は原則NG。
  • ビフォーアフター写真の使用:加工は最小限にとどめ、同意を得た上で個人が特定されないよう配慮する。
  • 症例写真の掲載:患者の同意が必須。誤解を招く内容や効果を誇張する写真は避ける。

これらのルールを理解し、適切な情報発信を行うことで、患者さんからの信頼を得られるLINE運用を目指しましょう。医療広告ガイドラインに関する詳しい情報は、こちらの記事でも詳しく解説しているのであわせて参考にしてみてください。

個人情報はどう扱う?安心して使うためのポイント

LINE公式アカウントで患者さんの個人情報を扱う際には、適切な管理とセキュリティ対策が不可欠です。患者さんのプライバシー保護は最優先事項です。万が一情報漏洩などが発生した場合、クリニックの評判は大きく傷つき、患者さんからの信頼を失うことになります。

安心してLINE公式アカウントを活用するためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 個人情報保護方針の作成と明示:LINE運用方針や個人情報の取り扱いについて明記した方針を作成し、ホームページや院内、LINE上で公開する。
  • セキュリティ対策の徹底:パスワード管理やアクセス権限の設定を行い、情報漏えいリスクを最小限に抑える。
  • 情報提供と同意取得の徹底:個人情報の利用目的をわかりやすく説明し、書面またはLINE上で同意を得て記録を保存する。

これらの対策を講じることで、患者さんに安心してLINE公式アカウントを利用してもらえる環境を構築し、信頼関係を築くことができます。

意外と知らないLINE公式アカウントの費用感

LINE公式アカウントには、無料プランと有料プランがあります。

無料プランでも基本的な機能は利用できますが、メッセージ配信数に制限があったり、一部の機能が利用できなかったりします。クリニックの規模やLINEの活用方法によって、適切なプランを選択することが重要です。費用対効果を考慮し、クリニックにとって最適なプランを選びましょう。

プラン料金メッセージ配信数追加メッセージ
無料プラン無料月200通まで不可
ライトプラン月額5,500円月5,000通まで不可
スタンダードプラン月額16,500円月30,000通まで3円/通〜

公式LINEの利用に加えて、LINEの拡張機能(Lステップやエルメなど)を利用する場合、それぞれで利用料がかかります。構築や運用もクリニック運営の片手間でやるには複雑なので、外部に委託するケースも多いでしょう。その場合は、外注コストもかかる点は把握しておいてください。

クリニック・病院のLINE構築ならMedrock

患者との双方向のコミュニケーションの取りやすさの他、予約の管理のしやすく、リマインドメッセージを送れるLINEは、クリニック・病院での活用が進んでいます。

実際に活用するにあたっては、医療広告ガイドラインや個人情報保護にも十分気をつけましょう。

悩める院長

LINEの活用が重要なことはわかっている。でもどうやって構築して、集患につなげるかわからない

そう思っている院長も多いでしょう。Medrockの公式LINE構築サービスでは、めんどうな公式LINEの構築の代行、集患につなげるためのマーケティング戦略の立案・実行を行います。

LINEを使って集患を強化したい院長は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

LINE活用をもっと詳しく知りたい方へ

Medrockでは、クリニックのLINE活用や集患施策について、専門スタッフがオンラインで直接ご相談を承っています。

「何から始めればいいかわからない」
「すでに導入しているが、うまく使いこなせていない」


そんな方にもおすすめです。

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。

※ご入力いただいた情報は資料送付とご連絡のみに使用します

病院・クリニックがLINEを活用すべき理由|集患につなげる方法も解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

整形外科専門医。クリニックSEOの第一人者。医院長・勤務医など120名以上のオンラインコミュニティ Elite Doctors 運営。EC貿易、MA、企業向けウェルビーイング事業など多数展開。

目次